インターハイ中止の高校生に向け応援プロジェクト トップアスリートがオンライン上で授業
全国高等学校体育連盟
全国高等学校体育連盟は、新型コロナウイルスの影響で2020年インターハイが中止となったことを受け、全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)全30競技の部活動を行う高校生に向けて、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」を2020年5月26日から開始します。期間は2021年3月31日までとのことです。
本プロジェクトは、全国の高校生たちを応援する取り組みの一貫として実施。インターネットスポーツメディア「SPORTS BULL」や2014年に開設し、期間中は全競技生中継を行っていたインターハイ動画配信サイト「インハイ.tv」を運営する運動通信社と連携し、本プロジェクトを実施していきます。
第一弾として、アスリートたちから高校生や高校部活動指導者に向けた、「オンラインエール授業」をスタートします。授業は各競技のトップアスリートからメッセージをもらうほか、参加する高校生、指導者が、今の想いや悩みをそのアスリートと話し合えるという形式で、初回(26日16:00~17:00)の講師はプロボクサー(現 WBA 世界ミドル級チャンピオン)村田諒太選手が務めます。
各回40人~80人程度の参加枠を用意
各回40人~80人程度の参加枠を用意しており、第4回からは公募で参加者を募る予定です。また、参加できなかった人もTwitter上で「#明日へのエール」「#オンラインエール授業」をつけて投稿することで投稿内容の一部に対して、アスリートからコメントがもらえるほか、授業の様子は、「インハイ.tv」から全国同時生配信され、また後日「インハイ.tv」内にアーカイブされていくとのことです。
全国高等学校体育連盟 専務理事の奈良隆氏は「インターハイの中止は、出場を目指して運動部活動に日々取り組んできた高校生のみなさんにとって大きなショックだったと思います。トップアスリートと触れあえる本プロジェクトが新たな舞台に向かうみなさんへのエールになることを願っています」と本プロジェクトへの期待をコメントしています。インターハイ中止により、そこに向かって全力投球してきた高校生たちの涙する姿にショックを受けた人も多いと思います。トップアスリートが高校生を直接応援するという素晴らしいプロジェクトが、少しでも高校生たちの希望や笑顔を取り戻すことへと繋がっていくことを願います。