黒羽麻璃央、松村沙友理は「面白すぎます」 “交際0日婚”役「楽しそうだな」
マイナビニュース
読売テレビ・中京テレビ初の共同制作ドラマ『焼いてるふたり ~交際0日 結婚から恋をはじめよう~』(読売テレビ:毎週木曜24:59~、中京テレビ:同25:04~)にW主演する黒羽麻璃央と松村沙友理。交際0日で結婚した恋に不器用な2人を演じ、週末婚BBQライフを描いている。
バラエティ番組でも独特なキャラクターを発揮している松村に対し、「面白すぎます」という黒羽。撮影時の天然エピソードや、“交際0日婚”への見解などを語ってくれた――。
黒羽麻璃央(左)と松村沙友理 撮影:上岸卓史
渋滞キャラも「ちょっとずつ覚えてくれてますね」
――今回ダブル主演のおふたりですが、お互いの印象はいかがですか?
黒羽:松村さんは面白すぎます。あまり接してこなかったタイプなので新鮮で、観察するのが楽しかったです。自分で効果音を言うところとか、基本的にずっとお腹が鳴っているところとか(笑)
松村:実はさっきも……。
黒羽:鳴ってましたよね。「久々に音聞いたなあ」と思ってました。あと面白かったのが、千尋さんが酔っ払うシーンでハッキリと声に出して「ヒック」と言ってたことです。僕と監督で大爆笑でした。もしメイキング映像が残っていたらぜひ世に出してほしいです。
松村:私は一生懸命やったんですよ。「酔っ払う演技ってどんなのだろう」って真剣に考えてやったら、監督が「そんな奴いねえ」って(笑)。「ヒック」って、台本通りだと思ってたんですけど、今見たらセリフじゃなくてト書きだったんですね。
――健太と千尋は「交際0日婚」をしますが、おふたりはどう思いますか?
松村:健太(黒羽)と千尋さん(松村)を見ていると、すごくいい感じですよね。あと、交際0日婚な上に遠距離の週末婚じゃないですか。普通だったらもっと不安になりそうなものなのに、楽しそうだなと思います。
黒羽:交際0日婚だからこそ、最初は遠距離がいいのかもしれないですね。出会って間もないのに一緒に暮らすよりは、お付き合いから始めるような感覚なのかも。デートをしたり、一緒にいる時間を増やしたり、段階を踏んで経験値を重ねているからうまくいくのかも。
松村:交際0日婚は結構いいと思うんですけど、遠距離恋愛は私は全く想像がつかないです。結婚してすぐに遠距離になっちゃうのは、私は寂しいです。寂しがりなうさぎちゃんなので。
黒羽:13歳の寂しがりなうさぎちゃんなんだっけ?
松村:そうです、ちょっとずつ覚えてくれてますね。大阪城出身の13歳のりんご姫、さみしがり屋のうさぎちゃんです。
黒羽:キャラが渋滞してる……ちょっとずつ整理します(笑)
肉巻き野菜、ギョーザ、アヒージョも
――『焼いてるふたり』を最初に読んだときは、どのような印象を受けましたか?
黒羽:出演が決まってから原作を読んだのですが、すごくほっこりして幸せな気持ちになる作品だなと思いました。主人公の健太はバーベキュー男子なのですが、僕は料理をしてこなかったので、「料理のシーン大丈夫かな」と少し心配でした。でも、たくさんの人に助けていただいて撮影に臨むことができました。
松村:私もすごく穏やかでかわいらしいお話だなと思いました。あと、出てくるお料理が全部美味しそうなのも印象的でした。
――まさに深夜の「飯テロ」的な作品ですが、特にお気に入りの料理はありますか?
黒羽:本当にたくさんあるのですが、豚バラ肉で野菜を巻いた「肉巻き野菜」は簡単で美味しかったです。あと、ギョーザを包むのが上手くなりました。最初は不細工なギョーザができていたんですけど、途中からすごくきれいに包めるようになっていったんです。ワンシーンの中で成長していくのが面白かったですね。
松村:私はオリーブオイルたっぷりのアヒージョです。健太がセリフで言っているように、お店で食べるアヒージョは量が少ないと思っていたんです。だからたくさん作っていっぱい食べたい気持ちがすごく分かるし、アヒージョを食べたあと、アレンジしてパスタを作るのもいいなと思いました。
――浜松市でロケをされたそうですが、いかがでしたか?
黒羽:駅前はすごくにぎやかで、少し車を走らせると緑豊かな環境があって、利便性と自然が融合している生活しやすいところだなと思いました。どこか、僕の出身地の宮城県に近い空気を感じました。
松村:私は駅前のうなぎの香りがたまらなかったです。市長さんがロケを見にきてくださったんですけど、思わず「うなぎいい香りですね!」って言っちゃいました(笑)。実際食べたんですけど、めちゃめちゃ美味しかったです!
――おふたりが演じる、健太と千尋の魅力を教えてください。
黒羽:健太は「千尋さん、千尋さん、千尋さん!!」と突っ走っている感じです。オーバーに愛情を伝えるところが、千尋さんにも、松村さん自身にも刺さっているのがうれしかったです(笑)。千尋さんへの愛を大切にしようとしている姿が、客観的に見て愛おしいなと思いました。
松村:千尋さんはクールビューティーな方なんですけど、実は思いやりがある女の子なので、冷たくなり過ぎないように気をつけていました。あと、私は普段から食べるときに「あ~む!」って言っちゃうんですけど、北川(瞳)監督から「絶対にそれ本番で言わないでね」とくぎを刺されていました。普段の私とは真逆のキャラクターなので、感情のバランスが難しかったです。
――松村さんは、北川監督と過去に何作品もご一緒されていますが、やりやすさはありましたか?
松村:北川監督は、「このとき千尋はこう考えているんじゃないかな」と感情面を一緒に考えてくださるので、今回もすごくやりやすかったです。あと、なぜか北川監督には、私のことが全部バレるんです。演技のことだけでなく、私が考えていることや、「今日は眠いんでしょ?」とか、「本番中なのに気を抜いてる」とかも全部お見通しなので、やりやすいのか?やりにくいのか?って感じです。
黒羽:2人のやり取りを見てると、「北川監督が松村さんの扱い方を熟知しているなあ」と感じますね。
松村:例えば、初めて会う方は、私が効果音を口で言ったりすると、全部リアクションしてくれようとするんです。でも北川監督は慣れているから全部無視(笑)
黒羽:監督がすごくバッサリいくので、それだけ信頼関係があるんだなと思います。
屋外の撮影「どんどん黒くなってました」
――黒羽さんは、同時期に日テレの『マル秘の密子さん』にも出演しますね。
黒羽:幸い撮影時期は重なっていかなかったので、それぞれの作品に集中することができたと思います。ただ、『焼いてるふたり』は屋外の撮影が多かったので、もう1つドラマがあるというだけでなく、作品内の時系列的にも日焼けしないようにしていました。人生で一番しっかり日焼け止めを塗りましたね。でも松村さんは同じ時間外にいるのに、全然日焼けしないんです。僕だけどんどん黒くなってました。
――それでは最後に、ドラマの見どころを教えてください。
黒羽:この作品を通して、僕自身バーベキューやキャンプをやってみたくなったり、出てくる料理を作りたくなったりしたので、皆さんもぜひ興味を持っていただけたらと思います。千尋さんと健太の交際0日婚で始まる恋の行方や、不器用な夫婦の歩みをキュンキュンしながら見ていただけるとうれしいです。
松村:料理のシーンがしっかりと撮られてるので、この作品を見て同じ料理を作りたいと思ってくださったらうれしいです。あと、私自身が本当に健太さんにハマっていて、「世の中に健太さんみたいな人が増えたらいいな」と思っています。健太さんはすごく素直で隠し事がほとんどない人なので、相手を喜ばせるためだけではなく、思っていることを全部言ってくれるんです。その素直さがすごくいいなと思いました。男性の方は、この作品を見て「こういうふうになろう」と思っていただけたらいいなって思います。